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Co-create innovative solutions with Africa

JICAは、発展途上国との信頼関係を特に重視し、途上国と共に課題の解決に取り組んでいます。

このヴィジュアルは、HERALBONY Art Prize 2024の最終審査に進出したエチオピアの作家Tesfaye氏の作品「balance of movement」をもとに、ヘラルボニーにてデザインされました。「異彩を、放て。」をミッションに、障害のイメージ変容と福祉を起点に新たな文化の創出を目指すクリエイティブカンパニー「ヘラルボニー」と、障害のある人を含め誰もが自分らしく生きられる社会の実現に取り組むJICAは、2024年から共創の取り組みを開始し、これからも新しい価値を社会に生み出していきます。

作品情報
テスファイ・ベケレ・べリ
Balance of Movement
2024
アクリル絵の具、キャンバス
2000×1650×33mm

テスファイ・ベケレ・べリ
Balance of Movement
2024
アクリル絵の具、キャンバス
2000×1650×33mm

作家プロフィール

エチオピア・アディスアベバ出身。2010年にアディスアベバ大学Alle School of Fine Arts and Designで美術教育を専攻し卒業。その後、2016年に同大学でMFA(美術学修士)課程を修了。現在は、同大学の学際部門の教員として活動する側、展覧会に参加するなどで精力的に国際的な活動を行う。彼の作品は、身体を置くための「想像上の空間」をもとに制作され、動きのリズムや繰り返しが反映されている。そして、さまざまな質感の表面を横断する彼自身の身体の動きが、作品の豊かな質感や細かなテクスチャに表れる。枠にとらわれず、絵の具を垂らす・こする・流す・突くなど、実験的で学際的なアプローチを取り入れており、表現を通じた発見や変化を追求している。

作品紹介文

本作品では、複雑なシステムの中に秩序を探し求め、時間と空間の個人的な関係を探求する瞑想的なプロセスでもある。物理的な世界の一部をズームイン/ズームアウトしながら、時間をかけて細部を丁寧に描き込み、作品に豊かさを与えている。同時に、子供時代のノスタルジアと記憶についても触れており、キャンバスをなぞる線や形に、動きの中の葛藤や試行錯誤、創作の中で生まれる緊張がにじんでいる。キャンバスを地面に置き、身体の動きに集中しながら描くことも。無限に枝分かれするような微細なディテールは、人体、特に電気信号を発する神経やシナプスの働きを観察する中から着想を得ている。

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JICAについてAbout JICA

JICAは日本の二国間援助の中核を担う世界有数の開発援助機関です。技術協力、有償資金協力、無償資金協力を中心としたさまざまな支援メニューを効果的に活用し、開発途上国が抱える課題解決を支援するため、世界の150以上の国と地域で事業を展開しています。

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