日時

2025年8月21 日（木）12:30-14:20（JST）

分野

AUDA-NEPAD、Agenda 2063

会場（開催形式）

インターコン（ハイブリッド開催）

共催

AUDA-NEPAD

背景

AUDA-NEPADとJICAは2014年に最初の協力覚書（MOC）を締結して以来、両機関のパートナーシップは発展を続け、長年にわたり協力分野を拡大してきた。現在、JICAからAUDA-NEPADには5名のアドバイザーが派遣され、特に、（1）地域統合、（2）アフリカ・カイゼン・イニシアティブ（AKI）、（3）アフリカ食料・栄養安全保障イニシアティブ（IFNA）、（4）アフリカにおけるパンデミックへのレジリエンス強化のためのHome Grown Solutions（HGS）アクセラレーター、（5）研究、の5つの協力分野においてアフリカの開発をともに推進している。これらの5つの協力分野は、アジェンダ2063、またこれに付随する、第2次10ヵ年実施計画（STYIP、2024～2033年）のような大陸レベルの計画に基づき、アフリカのオーナーシップを尊重しつつ実施されている。昨年はAUDA-NEPADとJICAの協力10周年を迎え、TICAD30周年記念事業や共同出版物の発行など、様々な機会を通じて協力の成果が広く紹介され、また、両機関の協力覚書（MOC）が2025年まで1年間延長された。

本イベントでは、TICAD9を記念し、AUDA-NEPADとJICA間の更新MOCが署名される予定である。協力分野は、既存の5つの協力分野が進化・拡大し、13のサブテーマが設定される。地域統合分野では（1）アフリカ・インフラ開発プログラム（PIDA）、（2）貿易円滑化（OSBP）、（3）電力・エネルギー、（4）デジタル化、工業化分野では（5）アフリカ・カイゼン・イニシアティブ（AKI）、（6）アフリカ大陸自由貿易圏（AfCFTA）、食料・栄養分野では（7）カンパラ包括的アフリカ農業開発計画（CAADP）実施、（8）ブルーエコノミー。さらに、（9）ホーム・グロウン・ソリューション（HGS）アクセラレーター・プログラム、（10）研究は協力分野・アプローチとして残り、強化される。（11）ASEANとの共創が新たなアプローチとして追加、更に（12）アフリカ・クリーン・シティ・プラットフォーム（ACCP）を含む環境管理、（13）初等教育が加わる。

JICAとAUDA-NEPADは、「AUDA-NEPAD戦略2025-2029」に基づき、これらの協力分野拡大を踏まえ、次のTICAD10に向けた連携を強化する。MOCの延長にあたり、JICAとAUDA-NEPADの間で第5次MOC締結記念式典を開催するとともに、10年間の成果と今後の協力の展望について話し合うシンポジウム「アジェンダ2063に向けた日本・アフリカ共創」を共催する。

キー・クエスチョン

• AUDA-NEPADとJICAの過去10年間の協力における主な成果と、次回のTICADおよびAgenda2063の第2次10か年実施計画（STYIP）に向けた今後の展望は？
• AUDA-NEPADとJICAのパートナーシップはどのように発展すべきか？

キーワード

アジェンダ2063、地域統合（インフラ、貿易円滑化、電力、デジタル）、工業化、アフリカ・カイゼン・イニシアティブ、AfCFTA、農業、食と栄養、ブルーエコノミー、民間セクター開発、保健、研究、ASEANとの共創、環境管理、初等教育

目的

• AUDA-NEPADとJICAの協力分野を拡大し、パートナーシップをより強化する。
• 10年間の協力成果と今後の展望について共有する。

資料

登壇者